【生き物から人生を学ぶ】いざという時にプライドを見せつけるアフリカライオン

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「生き物から人生を学ぶシリーズ」

このシリーズでは、生き物(主に動物)の形態や体の仕組み、生態と行った生きていく上で進化した生き様に着目して私たち人、そして人の社会に役立つことを紹介するシリーズです。

今回は、みんな大好き百獣の王、ライオンです。

子供から大人まで人気のあるライオンは、いろんな動物園でも見ることができます。

そして、ライオンキングを始め、様々なお話にも登場しますね。

そんな誰もが知っているライオンですが、生物学的な種類としては亜種がまだ不明な点が多いなど、実ははっきりわかっていない部分もあるんです。

ただし、ライオンは大きく分けるとアフリカライオンとインドライオンです。

今回はそのうち、誰もが知っている群れを作るアフリカライオンの生き方を紹介します。

みんなに人気のアフリカライオンの生態

ライオンはオスであれば体重は250キログラムを超えることもある大きな生き物です。

ネコ科の中では、トラについで大きな生き物です。

しかし、大きさの似ているトラと違う点は集団行動をする点です。

ネコ科の他の動物は出産、育児期を除いて、基本的に集団行動をせず、単独で暮らします。

ライオンはネコ科で唯一、集団行動をする珍しい動物なのです。

ネコ科で唯一、集団行動をするライオン

ライオンの群れは「プライド(pride)」と呼ばれます。

プライドの由来は不明ですが、15世紀には既にこのように呼ばれていました。本来の意味は「誇り」や「自慢」という意味です。

プライドはオス1匹に、5〜6匹ほどのメスの個体、それから子ライオンで形成されます。

ライオンが群れを形成するようになった理由の一つは、サバンナに住む他の肉食動物の影響と言われています。

具体的にはハイエナ、イヌ科のリカオンです。

これらの動物もサバンナの生態系の上位に位置し、群れで狩りを行うことで、狩りの成功率を上げています。

ライオンが百獣の王で強いといっても、群れで狩りをする動物に獲物を取られてしまったら、生存競争に勝つことができません

また、他のネコ科は群れを作らず、単独で行動するため、

狩りをする時、子どもが隠すか守る必要が出てきます。

しかし、サバンナのような開けた場所では隠れるところが多くありません。

結果、集団行動をすることで子どもを守っているのです。

本当に百獣の王なの!?実は狩りが下手くそなライオン

百獣の王と言われるライオンですが、実は狩りが苦手です。

狩りの成功率は20~30%と言われています。

メスが狩りを担当し、夜狩りを行います。

あのタテガミのすごいかっこいいオスはほとんど狩りには参加しません。

狩りの方法は茂みから見つからないように近づき、1匹目が獲物に噛み付いたところで、他のメスライオンも一斉に噛み付くことで、獲物の仕留めるという集団での狩りを行います。

獲物を食べる順番は、オス、メス、子どもの順です。

なんと狩りに参加していないオスが一番に食べてしまうのです。

百獣の王はあまり動かない!?怠け者なライオン

とってもかっこいいライオンですが、実はあまり動きません。

なんとライオンは一日20時間寝る

とも言わるほど、動かないです。

動物園のライオンも寝ていることが多いですよね。

動物園の中ではライオンは直接近づかなければ、危険性も低く、比較的飼育しやすい動物と言われいます。

そのため、若手の飼育員が担当するようです。

ライオンが動かないのには2つ理由があります。

  1. ライオンが夜行性のため
  2. 狩りが下手なために、無駄なエネルギーの消費を行わないため

動き出すのは夕方からのため、ライオンは閉園間際を狙って動物園で見た方がいいかもしれませんね。

狩りにも参加しないライオンのオスは何をしているの?

さて、狩りに参加しないのに、獲物は一番に食べるオスライオン!

一体何をしているのでしょうか。

その答えは「プライドを守ること」です。

狩りの時は子どものライオンを他の動物から守るという役目もありますが、

一番の目的は他のオスライオンからプライドを守ることです。

オスライオンは生まれて2、3年すると生まれたプライドから追い出されます。

そして追い出されたオスライオンはプライドのリーダーとなるべく、他のプライドを探すのです。

オスのいないメスだけのプライドを偶然にも見つけた場合、そのプライドのメスに強さを認められれば、そのプライドのリーダーとなることができます(強さはたてがみで判断しているらしいです)。

もし既にオスのいるプライドであれば、そのオスを蹴落とす必要があるのです。

結果、オス同士のバトルになります。

新しいオスがその勝負に勝てば、晴れてメスたちに新たなプライドのリーダーと認められます。

そして戦いに勝利し、新しくプライドのリーダーとなったオスは、前のオスの子どもを食い殺します。

そのため、一つのオスが長く続いた方がプライドは安定するし、子どもを守り、子孫を残すことができるのです。

実際、ライオンの子どもは獲物を食べるのも最後な点、そしてオスの交代で食い殺されてしまう点から、成獣までの生存率は20%程度と言われています。

ライオンの生き方から人生を学ぶ

ここまでライオンの生態を見てきました。

ここからは、ライオンの行き方から、私たちの生き方につながる点を5つ紹介します。

男と女の役割分担

家庭や仕事でも今はどんどん男女平等が進んでいます。

私自身それには賛成ですが、身体的特徴からどうしても差異が出ることがあります。

例えば、男の方が筋肉がつきやすく、力強い、とかです。

性別の違いを理解し、それぞれを尊重した上で適所にあった役割分担は必ずどこからで感じます。

ライオンのオスのようにいつもは家でぐうたらしていたとしても、力強い男は何かあった時に一番に家族を守るために動かないといけないですよね

家族を守るという意識

ライオンのオスが他のオスライオンに負けるということは子どもをなくすことも同義です。

人で同じようなことがあってはたまりません。

しかし、家族を大切にし、守る、その気持ちはとっても大事だと感じました。

何度も挑戦すること

ライオンは狩りが下手です。

成功率は20%ということなので、5回に4回は失敗しています。

それでも何度でも獲物を捕らえるために、何度も挑戦します。

そうしなければ、餓死してしまうからです。

人の社会では、挑戦しないことが死に直結することはほとんどありません。

でも挑戦しないと、あなたの求めるものは得られない

それは金だったり、人だったり、家族だったり、物だったり。

誰にだって、欲はあります。

それを手に入れるため、失敗しながらもどんどん挑戦する、その心意気は学ぶ価値があるでしょう。

集団を安定させる仕組みが必要

オスがプライドを守る姿は、会社や組織においては上の人が下の人を守る姿に似ています。

会社であれば、人を社員を守れば、社員との信頼感を深め、人材流出を抑制するため、会社として安定した経営が可能になります。

世代交代も必要

最後にライオンのオスの交代はまるで経営層が変わった会社のようです。

そして子を殺すのは、社員の一部をリストラする状況に似ていませんか?

ライオンのプライドだって、年老いたオスではプライドを守り抜けません。

集団の安定も大事ですが、時には考え方を柔軟に変えないと、経営層の総入れ替えや社員のリストラ、組織の再編成、など大きな変革をしなくてはいけなくなります。

まとめ

ライオンは百獣の王として、人にとってはかっこいい存在であるだけでなく、力の象徴として使われることもあります。

しかし、その実態は何度も狩りを挑戦する姿や群れを守る姿、プライドのリーダーの交代など激しい一面もあるのです。

こんな一面は直接人にはないかもしれないですが、ここから学べたらとってもいいと思いませんか。

ぜひ、ライオンの一面を見て、自分のプライドを持って考えることにつなげて欲しいなって思います。