【生き物から人生を学ぶ7】謎が多く、奥深い味わいのニホンウナギの生態

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土用の丑の日には食べたくなるのがうなぎです。

うなぎは滋養強壮によく、活力を与えてくれる食材として知られてきました。

しかし、そんな美味しいニホンウナギも絶滅の危機に瀕しています。とはいえ、土用の丑の日の盛り上がりを見るとそうでもないのかって思ってしまいそうですが・・・。

今回は、そんな美味しいニホンウナギの謎多き生態について学んでいきましょう。

ニホンウナギの生き方を学ぶ

ニホンウナギの生息地

ニホンウナギは稚魚(シラスウナギ)の時、黒潮に乗って、日本の太平洋沿岸に来ます。

その後、川に上がって、成魚になるまで3〜5年生息します。

つまり、川で繁殖し、海で育つ鮭とは全くの逆で、ニホンウナギは海で繁殖し、川で育つのです。

そのため、ニホンウナギがどこで繁殖をしているのか、謎が多い動物だったのです。

ニホンウナギの養殖

スーパーやお店などで置かれているうなぎは養殖のうなぎです。

先ほどの通り、海から川へシラスウナギがやってきます。

養殖をする時は夜、シラスウナギの光に集まる性質を利用して、捕獲し、それを養殖するのです。

ニホンウナギは雑食性で、魚や貝などを食べます。

シラスウナギぐらいに生育したうなぎは比較的養殖がしやすいと言われており、豊富な餌を与え、約2年ほどで食べ頃のうなぎを市場に回しているのです。

しかし、ニホンウナギの養殖はシラスウナギをとって養殖するという半養殖であり、完全養殖がまだできていないのです。

ニホンウナギは謎が多い

さて、ニホンウナギは長年、どこで繁殖されているのかわかりませんでした。

古代ギリシャのアリストテレスは「うなぎは泥の中から自然発生する」という言葉を残すほど、全くわかっていませんでした。

現在は研究が進み、少しずつわかってきたところです。

グアム島やマリアナ諸島にほど近い、マリアナ海溝南端でニホンウナギの受精卵が見つかったのです。

つまり、マリアナ海溝でニホンウナギは繁殖行為を行うということです。

また生まれたウナギ(レプトケファルス)はマリンスノーと呼ばれることもある浮遊するプランクトンを餌に生育していることがわかってきています。

そのニホンウナギが北赤道海流に乗って、西に運ばれ、フィリピン、台湾を回遊し、そして黒潮に乗って日本の太平洋沿岸部にくるのです。

ニホンウナギは絶滅危惧種

土用の丑の日にたくさん食されるニホンウナギですが、2014年から絶滅危惧IB種に指定されています。

実際、急激に生育数を減らし、現在ではシラスウナギの水揚げ量もかなり落ちています(20年前の半分以下)。

この原因としては、乱獲によるものです。

日本で獲られるのもそうですが、今は中国、台湾も増えています。

そして養殖されたウナギをどこで食されるのか?ーそれは日本です。

中国等でも養殖されますが、それが日本向けとして輸出されているのです。つまり、日本人が食べる量に問題があると言えますね。

なのに、土用の丑の日になるとコンビニでも売られるウナギ、うな重。本当にこれでいいのでしょうか

謎多き生態を持つニホンウナギから人生を学ぶ

今回は、なぜ川で成長するのか、なぜ海に戻るのか、など謎が多いニホンウナギです。そのため、人との生活を踏まえて、人生について学べるところを抽出しました。

いいところがあれば、魅力になる

先ほど書いたようにニホンウナギはとっても謎が多いです。

でも、謎が多くてもここまで注目されるのは、ニホンウナギがおいしいからです。

美味しくて、ミネラル豊富で、滋養強壮にいいんです。

こんなにいい魚をほっとけるわけありませんよね。

このようにいいところがあれば、それが魅力になります。

逆に言えば、その魅力に気づいて上げることとができれば、誰だって輝くことができるのです。

例えば、生のうなぎは実はゴムのように固い食感を持っています。

でもそれが熱を入れることでふっくらするんですよねー。それは職人さんの腕にもかかってはいますが・・・。

つまり、いいところを見つけて、それを伸ばしてあげれば、欠点があったとしてもその欠点を克服して輝くことができるのです。

魅力があるからこそ、謎にも興味を持たれる

そんな美味しさという魅力あるニホンウナギですが、もしニホンウナギが不味かったら、どうでしょうか。

謎が多いので、一部の研究者は研究したかもしれません。でも残念ながら、まずくてそれを知ったところで将来的な価値が認められなければ、研究費はでないんですよ。

つまり、ニホンウナギは生態の謎を知ることが、人にとってもいいんです。

逆にそんな謎があるほど、深みを感じるのかもしれません。

一つ輝く魅力があれば、逆に謎もまた魅力になります。

輝ける部分を持つことが大切なのが見えてきますね。

最後に

うなぎは美味しくて、私も大好きです。

でもでも、絶滅危惧種である以上は今後、さらに減り、値段も上がることでしょう。

おいしいという魅力は最高に素晴らしいですが、なくなってはそれを食べることもできなくなります。

良さの出し方もまた考える必要があるのかもしれませんね。

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