「銀の匙 Silver spoon」を読んで、食について考えてみた | つむぎログ

「銀の匙 Silver spoon」を読んで、食について考えてみた

スポンサーリンク

画像は普通のスプーンです

漫画、アニメ、そして実写映画化もした人気作「銀の匙 Silver spoon」

皆さんご存知でしょうか?

アニメは見たことがあったんですが、原作は一切見たことがなく、今更ですがCoco壱番屋に置いてあった原作漫画を読んでみたら、とっても内容が深くて考えさせられることが多くて・・・

最新刊の14巻まで、すべて買ってしまいました。

今回は、そんな銀の匙について紹介します。

銀の匙 Silver spoonとは

少年サンデーで連載している北海道の農業高校を舞台とした「汗と涙と家畜の酪農青春グラフィティ」です。

作者は荒川弘

荒川弘といえば、「鋼の錬金術師」が有名ですよね。

あの手を合わせるやつです。

この作者、北海道の酪農家の生まれで、実際に農業高校に通ったことがその経験をもとにして書いているのが、今回紹介する「銀の匙」です。

酪農家として家業を手伝った経験や、農業高校であったことをもとに書かれているので、リアリティを感じますね。

あらすじ

今回は、ネタバレは一切なしなので、あらすじのみ

中高一貫の進学校で競争に負けて、勉強に挫折した少年が、親元を離れるために寮がある高校として、農業高校に進学に進学します。
経緯からして、もちろん農業や酪農に興味などなかったのですが、たくさんの仲間や高校の実習や部活動を通して、農業や、酪農、食の生産について向き合っていく

そんな話です。

要するに、一般のサラリーマン家庭(?)で育ってきた主人公が経済動物である牛や豚、鶏などの家畜を飼育するところから、最終的に売られる肉になる過程を間近に見たり、馬術部という部活を通して、自分や人と向き合ったり、新しい世界を見たり、現状を知ったり・・・

酪農や農業を通して、様々な問題に正面から向き合っていく話です。

そのため、ハガレンとは全く毛色が変わっており、少年サンデーではありますが、子どもにはちょっと衝撃的かなっという場面もあるし、逆に普段消費する側の私たちも学ぶところが多い作品です。

漫画原作としては、1年生の生活がすごくしっかり書かれていたのに、2年生が一瞬だったのが、ちょっと残念でした。

銀の匙 Silver spoonを読んで、食について考えてみた

私自身、食品に関わる仕事をしているため、普段から食については考えています。

しかし、自分の分野と異なる銀の匙を読んで、さらに学ぶことがあり、さらに考えさせられることがたくさんありましたので、それを紹介したいと思います。

食について1から知ることは大事だが、難しい

今は食育も、以前に比べて盛んに行われています。

しかし、盛んに行われている食育ですが、よーく見るとやらない部分ってあるんですよね。

よくやられているのは、次の2点かなって思います。

  • 野菜を育てる
  • 栄養について学ぶこと

そう!

銀の匙の内容でもある畜産系の内容ってほとんどやらないんですよねー。

昔はスーパーなどが発展して、「魚の切り身が海で泳いでいる」と子どもが想像するとかそんな話がありました。

実際は、そんなことはありません。

だって、サンマなど、そのままで食べる魚もあるわけですから。

しかし、畜産の動物に対してはどうでしょうか。

牛肉なら牛、豚肉なら豚から来ることはわかりますが・・・

それがどうのようにして肉として食卓に並ばれるのか・・・

みたら確かにショックが大きいものです。

そういうものを遠ざける傾向もわかります。

ですが、銀の匙を読んで、そしてその人気を知って、その部分について目を背けるのに、「食の安全がー」「動物愛護がー」っていうのは違う、と感じます。

食とは野菜や家畜を含めた命をいただくもので、それを知ることは食育にとって私は必要なことと思いますが、同時に広げるのは難しいなって改めて感じました。

本当に美味しいものを知ると価値観が変わる

銀の匙の中で、主人公はいろんな美味しいものを食べます。

旬の野菜の美味しさ、旬の野菜をすぐ調理した時の美味しさ。

普段の生活では味わえないものばかりですよね。

私も読んでいてお腹が空いてきましたもん。

食についてもっと知る方法の一つは、食経験を積む、ということです。

つまり、美味しいものを食べるということです。

ここで勘違いしないでほしいことは、高いものだったらいい

そんなわけではありません。

いい食材も、ずっと置いておけばダメになるし、流通の具合によっても変わるでしょう。

野菜だったら、旬の時期に取れたをすぐ食べるのが最高に美味しいです。

それはとってから時間が経つと、どんどん味が変化してしまいからです。

芋だったら、収穫してから少し置いた方が「でんぷん」が「糖」に変わるため美味しくなります。

魚だって、肉だって、それぞれに良いタイミングがあります。

今はSNS映えするような料理の方が好まれるのかもしれないですが、

不格好でも一番いい状態を知ってみてください。

おそらく食について考え方が変わることでしょう。

最後に

銀の匙は、農業高校で畜産を行うという漫画としてはかなりニッチなカテゴリーです。

でも、そこから今の食にもつながる大切なことが描かれています。

1巻からかなりショッキングなシーンも多いですが、食について考える一つの手としてもオススメします。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする