【生き物から人生を学ぶ12】暑さ寒さもへっちゃら!小さくても強いフェネック

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ペットとしても飼うことが可能なキツネといえば、フェネックです。

小さな体、体に見合わないほどの大きな耳が特徴的でとってもキュートな動物です。

そんな小さな体だからといって、侮ってはいけません!

小さくてもアフリカの砂漠地帯という厳しい環境に適応している実はすごい動物なのです。

今回は、そんなフェネックの生態から学んでいきましょう。

フェネックの生き方

フェネック概要

フェネックは正式にはフェネックギツネと呼ばる哺乳綱ネコ目(食肉目)イヌ科キツネ属に分類される食肉類に分類されます。

体の特徴は次の通りです。

  • 体長:30 – 40.7cm
  • 尾長:15-30.5cm
  • 体高:15 – 17.5cm
  • 体重:1 – 2kg
  • 耳長:8.5 – 15 cm

フェネックはキツネ属どころかイヌ科の中でも最小種です。

対して耳が最大15cmというイヌ科の中でも最大の耳を持っています。

実はこの2つで、ギネスブックにも記載されているのです。

同じく耳が大きなキツネとしてオオミミギツネがいますが、こちらは体長46 – 66cmという大きさです。

つまり、それほどフェネックが体に対して耳が大きい、珍しい動物なのです。

フェネックの生態

フェネックはアフリカの砂漠地帯に生息しています。

夜行性で、主に巣穴を作り、そこで10匹程度の家族群を作って生息します。

他のキツネ同様、雑食です。

そのため、小さな哺乳類や卵、爬虫類、昆虫の他に果実や植物の葉や根などを食べます。

そして砂漠という乾燥地帯に適応するため、ほとんど水を飲みません。

食べた植物から得られる水分だけで十分なのです。

大きな耳は生きるための武器

フェネックの特徴的な耳。

この耳には2つの大きな機能があります。

  1. 放熱
  2. 獲物を見つける

1.放熱

砂漠は暑いですよねー。

ここで、生き物にとって問題になるのは体温が上がりすぎてしまうことです。

つまり、体温を下げて適温に調節する必要があります。

私たちだって、夏に水分を取らずに暑いところにいたら、熱中症になってしまいますよね。あれと同じです。

フェネックの血管がたくさん通っているのがよく見るとこができます。

砂漠といえど、影にはいれば、それなりに温度が下がります。

そこでフェネックはその表面積の大きい耳で放熱することで、体温を下げているのです。

2.獲物を見つける

砂漠には生き物が少ないですよね。

でも生きるためには食べなくてはいけません。

フェネックは大きな耳を使うことで、わずかな音もキャッチすることができます。

つまり、大きな耳で獲物の動きを聞き分けることで、見つけることができるのです

ふわふわな毛は暑さにも寒さにも強い

フェネックはクリーム色のふわふわな毛に覆われています。

砂漠といえば、暑いイメージがありますが、実は夜はものすごく寒いんです。

氷点下になります。

昼間の猛暑と夜の寒さ、これが砂漠の恐ろしさです。

フェネックはふわふわな毛で体を覆うことで、夜の寒さによる体温低下を抑えることができるのです。

また、足の裏にもふわふわな毛が生えています。

これは地面から、直接熱が伝わるのを抑えてくれる役割があります。

つまり、この毛のおかげで、灼熱の砂漠も歩くことができますし、夜の寒さの中でも行動することができるのです。

フェネックの生き方から人生を学ぶ

厳しい環境は生き抜く1つの手段

フェネックは皇帝ペンギンとはまた異なった厳しい環境に住んでいます。

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でも、同じように厳しい環境だからこそ、天敵が少なく、次世代を残すことにつながっています。

実はフェネックも皇帝ペンギンもワシントン条約で取引には一定のルールや取り決めがありますが、そこまで数が少なくて危機的な状況にはなっていないのです。

もしフェネックがもっと緑あるところに近いところに住んでいたら、どうでしょう。

おそらく天敵の数はものすごく増えたでしょう。

これは人でもおんなじです。

不便な環境であっても、そこに適応して素晴らしい人生を送ることができたら、幸せではありませんか?

何も争うだけが全てではありません。

地位を取るのが全てではありません。

あなたらしい生き方、生きる場所を考えてみてもいいのかもしれません。

小さくても勝てる強さ

過去にCNNが選ぶ世界一可愛い動物にも選ばれた「フェネック」。

小さくてとっても可愛いです。

でも小さいからといって弱いわけではありません。

  • 厳しい環境に適応します。
  • 鋭い聴覚で獲物を捕らえることができます。
  • 穴掘り名人です。
  • 天敵に見つかった時のために巣穴には脱出口もあります。
  • 跳躍力もあります(立ち位置から1m以上跳べます)。
  • 早く成熟しますが、野生化でも寿命が長いです。

このように色々な特徴があるのです。

これらの特徴によって、毛皮目的による乱獲が過去にありますが、そこまで大きく数を減らしているわけではないのです。

人でも同じです。

誰だって欠点があります。

それは身体的特徴だったり、精神面だったり。

でも、他のいいところがあれば、全然大丈夫!

いいところがあれば、欠点も補ってくれるパワーになります。

それは強さにつながります。

欠点にばかり目を向けるのではなく、あなたの強みを最大限活かしていくことが大切なのです

最後に

フェネックはペットとして買うこともできますが、あまりオススメしません。

それは夜行性でかつ、穴を掘る、そして躾ができないからです。またキャンキャンよく泣きますし。

可愛いから飼ってみたいんですけどね。動物園で我慢しましょう。

さて、フェネックのように小さくても大きな強みがあります。

私たちも自分の強みを生かして、幸せに生きていきたいですね。