【新入社員へ】お酒が弱い、飲めない人の飲み会術ー体調管理から処世術までー | つむぎログ

【新入社員へ】お酒が弱い、飲めない人の飲み会術ー体調管理から処世術までー

スポンサーリンク

就職、異動と言った節目の時期には歓迎会、送別会、上司との会食など飲む機会が増えますね。

私個人の考えとしては、必ずしもそういう時に酒は絶対必要とは思っていません。ランチミーティングなんてのもありますしね。

しかし、まだまだお酒を踏まえての機会は多いことでしょう。

歓迎会では、会社のいろんな人と話すことができ、自分の名前を覚えてもらったりできる機会であり、とても有意義な時間になります。

しかし、お酒が絡む以上、飲めない人、弱い人によっては辛い時期でもあります

私もビール一杯が限界なほど、お酒に弱いです。

就職して始めの1年は、お付き合いだし、注がれるので頑張って飲んでいた時もあります。

しかし、次の日は必ずアルコールが残り、仕事に影響がでてしまいました。

これでは本末転倒ですよね。

仕事で飲みが、仕事の効果を下げてしまうなんていけません

「これではいけない!」と決心し、何年もアルコール量を減らしつつも交流できる方法を試してきました

今回は、そんな飲めない、弱い人のための飲み会術を紹介します。

日本人は飲めない、弱い人が多い!

まず、なぜアルコールが弱いのか説明します。

アルコールの代謝

上の図をもとに解説します。

①お酒を飲むと、気分がよくなることがありますよね。

この状態はアルコールが血液の中に含まれている状態です

②アルコールは体内で、アセトアルデヒドという毒性物質に変化します。

これにより、体が赤くなったり、二日酔いのような頭痛を引き起こします。

③そしてアルデヒドが無毒の酢酸に変わることで、体調を戻します。

この代謝の流れには二つの酵素が関係しています。

アルコールをアセトアルデヒドへ反応させる時に役立つ「アルコール脱水素酵素(ADH)」

アセトアルデヒドを酢酸に反応させる時に役立つ「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」

この2種類の酵素はそれどれの遺伝子型によって能力が異なります。

現在、遺伝子診断もアルコールだけなら5700円、いろんな診断も合わせても数万円〜で行うことができます。

お酒の強さは酵素の遺伝型で決まる

2つの酵素はそれぞれ、活性の強い、中くらい、弱いものの3種類あります。

そのため、アルコールの強さは上の表の9タイプに分けることができます。

①ADH:活性、ALDH:活性

いわゆる、ザルのタイプです。アルコールの分解もアルデヒドの分解も早いため、ほとんど酔うことがありません。

②ADH:活性、ALDH:活性

たくさん飲むと酔って楽しくなるタイプです。赤くなることや二日酔いもほとんどありません。

③ADH:活性、ALDH:活性

アルコールの分解が遅いので、酔いやすいタイプです。ただし、②同様、アルデヒドの分解は早いので、赤くなることや二日酔いもほとんどありません。

④ADH:活性、ALDH:活性

たくさん飲むと、アルデヒドの生成量に対して分解が追いつかなくなるため、赤くなったり、二日酔いがでるタイプです。

⑤ADH:活性、ALDH:活性

アルコールも適度に回りやすく、かつ赤くなるタイプです。

⑥ADH:活性、ALDH:活性

少ない量でもすぐに酔え、たくさん飲むと赤くなり、二日酔いになるタイプです。適度な量に抑えれば、ほとんど二日酔いはありません。

ちなみに、日本人は⑤、⑥のタイプが多いと言われています。

⑦ADH:活性、ALDH:活性

アルコールの分解は早いのに、アルデヒドを分解できないタイプです。

一番毒素がたまりやすく、すぐに赤くなり、飲んでいる最中から頭痛がするタイプです。

このタイプの場合、一番毒素がたまりやすいため、多量に飲むのは非常に危険です。

⑧ADH:活性、ALDH:活性

少しは飲めるけど、すぐに赤くなるタイプです。アルコールで気分が良くなる前に赤さと頭痛がするタイプでもあります。

⑨ADH:活性、ALDH:活性

アルコールの分解が遅いため、気分良くなりますが、後から赤くなり、二日酔いが続くタイプです。

⑧⑨は二日酔いといった形で後に引きずるタイプです。そのため、かなり体にダメージがあるといいかることもできます。

お酒を飲み続ければ、強くなるは嘘!

「お酒を飲み続ければ、お酒に強くなるんだ!」

そんな言葉を聞いたことはありませんか?

これ、本当に危険なのでやめましょう。

先ほど、遺伝子型9種類を説明しました。

例えば、①のタイプの人を考えてみます。

成人になって初めて飲む場合、活性の高い酵素を持っていたとしても、アルコール・アルデヒド分解に体(特に肝臓)が慣れていないため、そこまで多量に飲むことができないことがあります。

しかし、お酒を飲み続ければ、体も慣れるため、①のタイプの本来の力を出すことができるようになるのです。

逆に言えば、⑦〜⑨のタイプでは体が慣れたとしても、そもそものアセトアルデヒド脱水素酵素の活性が低いため、ほとんど飲めるようになりません。

まぁ、無理すれば飲めるのですが、あくまでも体に悪い影響しかありません。

アセトアルデヒドは毒性が高い物質のため、酒に弱いタイプの人が酒に強くなろうと飲めば飲むほど、ガンのリスクが高めるだけです

本当に危険なのでやめましょう。

お酒が弱い人のための飲み会処世術

体調を万全に整える

アルコールやアルデヒドの分解は体調が良いほど、スムーズに行うことができます

つまり、お酒を飲むなら、事前に体調を整えておけば、良いのです。

直前で決まる飲み会以外は事前に、飲むことがわかっていると思います。

そのため、栄養バランスを整えたり、十分な睡眠を取っておくと良いでしょう。

逆に体調が悪い時、睡眠不足の時は、普段以上に酔いやすい、赤くなりやすいので気をつけましょう。

それでも飲みたい時は、実は栄養ドリンクとしても効果のある「ヘパリーゼ」等を飲むといいでしょう。

空きっ腹でお酒を飲まない

よく言われることですね。

空きっ腹にお酒を飲むと、アルコールの刺激によって胃が荒れます。

胃が荒れれば、体調が悪い時と同様の効果が現れ、万全時に比べて酒に弱くなるのです。

そのため、少量で良いので、事前に何か摂取しましょう。

胃を守るなら、牛乳やヨーグルト、チーズ、あとは少量の油(オリーブオイルがベスト)

アルコールの分解を助ける意味ではアミノ酸を含む黒酢ドリンクやソイジョイなどの大豆製品・豆製品を食べましょう。

飲む場合は弱いお酒を

そもそもお酒に弱い体質ですので、強いお酒は初めから飲まないようにしたほうがいいです。

居酒屋などでは、やはり定番のビール。

アルコール5%程度で、アルコール濃度はそこまで高くありません。

チューハイも大手の居酒屋ではビールよりも低いことが多いです。

ただし、お店によって配合が異なるため、高い場合もあるので注意が必要です。

シャンディガフ(ビール+ジンジャーエール)やレッドアイ(ビール+トマトジュース)が特にオススメです。

ビールを割っているので、アルコール度数も3%以下と低いです。

特にレッドアイに入れるトマトジュースはアルコール分解を助けてくれる効果があるため、酔い覚ましにもいいカクテルです。

これはアサヒグループとカゴメの共同研究で明らかになっています(以下リンク参照)

トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認~酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚め※も早まる可能性が示唆~

ゆっくり飲む

お酒に強い人も一気飲みをしたら、急性アルコール中毒になります。

お酒に弱い人なら、一気飲みじゃなくてもやりやすいです。

つまり、体のアルコール分解・アルデヒド分解を超える勢いで飲めば、赤くなったり二日酔いの原因になるため、ゆっくり飲みましょう。

チェイサーを準備しろ

バーでウイスキーのロックなどを頼むと必ず、チェイサー(強いお酒の間に飲む水)が一緒に出されます。

このチェイサーによって、アルコールによる体の負担を軽減し、さらにアルコールの利尿作用によって引き起こされる脱水症状を予防することができます。

またチェイサーによってお腹がある程度満たされるため、飲み過ぎ防止にも役に立ちます。

もともと弱い方は飲む時、ソフトドリンクも一緒に頼んでおくといいでしょう。

油の少ないタンパク質を食べる

先ほどもありましたが、アミノ酸がアルコール分解を助けてくれます。

アミノ酸はタンパク質を分解することでできる成分です。

つまり、タンパク質を多く含む肉類、魚、卵、ナッツ、イカタコ貝類を食べましょう。

ただし、居酒屋で肉類というと揚げ物が多いです。

揚げ物に使用する油は、胃腸に負担をかけやすく、アルコール分解の面では逆効果です。

そのため、油の少ないものを選ぶといいでしょう。

飲み会の初めに枝豆やナッツ、チーズなどをすぐに出てくるものでかつタンパク質を多く含むものを注文するのが、特にオススメです。

飲めない・お酒に弱いははっきり言おう!

日本人はお酒に弱い人が多いです。

お酒に弱いことは全然恥ずかしいことではありません。

飲まなきゃいけないなんてのも、もう古い考え方になっています。

強要したら、立派なハラスメント

もし会社で飲むことを強要されたら、それは完全にハラスメントです。

アルコールハラスメント、アルハラです。

そもそも一気飲みや酒に弱い人にお酒を強要すると、急性アルコール中毒になり、最悪の場合、死に至ります。

そのため、アルハラは歴とした危険行為であり、犯罪行為です。

それだけでなく、飲み会の際にソフトドリンクを用意しないのもアルハラになります。

飲み会は楽しむものです。

それぞれの人の体調やアルコールへの強さも考慮し、無理なことをしないのが一番です。

そのため、弱いなら弱いと事前に言い、注がれそうになれば断る勇気も大切です

付き合いだとしても、危険な行為をするのは大人ではありません。

最後に

酒に弱い日本人が増えるよう「進化」 遺伝情報から判明

日本人は海外の人に比べて、圧倒的に酒の弱い人が多いです。

そして酒の強さは遺伝的に決まっており、自分でどうにかできる問題でもありません。

食べ物にアレルギーがある時、事前に言うように、アルコールが弱いのであれば、しっかり言うようにしましょう。

お酒が弱いことは、全くもって恥ずかしいことではありません。

無理に飲んで体調崩したり、死に至るよりはマシです。

そもそも飲み会とはコミュニケーションの場です。

お酒があれば、楽しくなるかもしれませんが、無くたって楽しくすることはできるのです。

それをしっかり念頭に入れ、飲み会を楽しいものにしていきましょう。