食品メーカーに入るために、学歴ロンダリングはどうなの?

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理系では大学院修士課程を出ている人も普通にいる時代になってきました。

もし今大学生で大学院進学を考えている人であれば、

同じ大学の院に進む道の他に、別の大学院に行く手があります。

別の大学院に行く際今よりレベルの高い大学院に入ることで最終学歴をよくする方法を、通称「学歴ロンダリング」といいます。

今回、この学歴ロンダリングの良し悪しと、すでに働いている側から見てどう見えるか、についてまとめていきます。

学歴ロンダリングメリット

大学入試よりも大学院入試は難易度が下がり、入りやすい傾向にあります。

それ以外の点でどんなメリットがあるのか、まとめていきます。

最終学歴を変えることができる

企業の採用担当者が学歴のうち、どこを見ているかといえば、

最終学歴ぐらいです。

学歴は中学から書くこともありますが、ぶっちゃけ最終学歴ぐらいしか見ません。

そのため最終学歴が高いことは、就活においてデメリットになることはありません。

レベルの高い大学の施設を使うことができる

日本において、レベルが高い大学ほど、大学でも学部数が多い総合大学であり、教員数も増えます。

そして歴史が古い大学が多くなります。

すると、どうなるか?

設備面で単科大学や新設の大学とは大きく異なり、良くなる傾向にあります。

だって、長年の歴史とともにOBOGなどからの支援等も増えるからです。

例えば、図書館の蔵書量が多くなります。

これは自分の分野の書籍や論文だけでなく、一般書籍や自由に読める雑誌や新聞の量も変わります。

実験設備も違います。

食堂や売店に関しても変わってきます。

さらに卒業生の数も多いので、就活に関する情報も多くなります。

レベルの高い研究を体験できる

大学院はさらに専門性の高い研究活動に関わります。

担当教員による部分もありますが、設備面や研究費の潤沢さにも差が出てきます。

所属する研究室の教授も実績がある方も多くなります。

つまり、より高いレベルの研究を体験できるわけです。

大学院を選ぶときは、大学の卒業研究も始まっている頃であり、卒業研究という形で研究を体験しています。

そこでその経験を生かして、新たに自分で研究室を選べるので、良いところを自由に選ぶことができます。

学歴ロンダリングのためだったとしても、高い研究を体験できるのは今後の人生においてもメリットになるでしょう。

推薦が受けられる可能性がある

まず、レベルが高い大学には学部推薦、教授推薦の数が増える傾向があります。

しかし、食品メーカーでは推薦での入社の数は多くありません。

ただ大学や専門分野を限定しての推薦は存在します

もしいきたい企業がもう決まっているなら、そういった情報を院試前に確認して院を決めるのも1つでしょう。

さらにもう一つ。

推薦と合わせて、卒業生がリクルーターとしてくることもあります。

毎年のようにその大学から採用しているようなとき、特に就職多いです。

この場合、若手社員から名前の声を聞きやすいため、企業の情報をより集めやすい環境にあると言えるでしょう。

修士卒で就職するなら、研究内容は関係ない

食品メーカーでは研究職の採用であっても、研究内容は重視しません。

この理由は3つ

  • 食品関連の大学の研究室が少ない
  • 研究職で採用されても、担当テーマはよく変わる
  • 部署異動がある

以上のことから、大学での研究内容は気にしていません。

それよりも基礎力があることや新しいことにチャレンジできること、広い視点を持っていることの方が大切です。

なので、学歴ロンダリングで学部と違う分野の院に行っても問題ありません

学歴ロンダリングのデメリット

ただしメリットが多いのは事実です。特に就活面においては。

しかしそれ以外の面でデメリットも存在します。

お金がかかる

特に引越しを伴う場合です。

もし院で大学を変えなければ、その分が丸々浮きます。

就活にも費用がかかることを思うと、その前に大きな出費は痛手となります。

人間関係は0からやり直しになる

環境が変わることも大きいですが、それ以上に人間関係がリセットされます。

大学までの友人と離れるからです。

院ではサークルに入らない人の方が一般的なので、マジで人間関係が狭まります。

ひどい場合は所属した研究室の人だけです。

でも人間関係をしっかりしとかないと先輩たちの就活の情報等をもらうことができません。

また生活面でも精神面でストレスが発散できずに、うつになる場合もあります。

気をつけてください。

院試が難しい場合がある

大学入試に比べると簡単な傾向が多いです。

私が受けたところでも英語と専門分野の試験、講座教員との面接だけでした。

ただし、中には難しい場合もあると聞きます。

特に人気が高い講座、研究室。

研究室に入れれる人数を限定しているため、点数が悪ければ、内部進学でも落とします。

そのため、事前にしっかり調べておくことをお勧めします。

就職活動における学歴ロンダリングの意味

ここからは学歴ロンダリングについてすでに食品メーカーで働いている視点でまとめてみました。

企業は最終学歴を見る

上記にも書きましたが、最終学歴を1番見ます。

学歴フィルターの有無は別にしても、学歴は一種のブランドなので、新卒採用時には心象に影響を与えます。

例えば、あなたがサプリメントを買うとき、同じ効用で同じ値段の時、有名D社と無名W社のどちらを買うでしょうか。

おそらく有名D社の方が多いでしょう。

学歴フィルターのように明確なものは少なくなってきていますが、上記のような選び方は今後もなくならないでしょう。

大学院を変更した理由は答えられるように

最終学歴を重視ことを書きましたが、学歴ロンダリングを実際にした場合には「なぜ院を変えたのか」面接で答えられるようになっていることをお勧めします。

転職が増えてきた昨今ですが、やはり企業として長く働いてくれそうな優秀な人を欲しがります。

単に「就活のために、院を変えた」というのは、「条件が良ければ、ほかの会社に移ります」という悪い印象に繋がりかねません

そのため、対策をしておくことをオススメします。

逆に、そこに成長の意図があれば、より成長性やチャレンジ精神がある人という印象をつける良い機会になると思います。

修士課程は2年という短い期間になるため、

  • いかにそこで成長できるか、
  • 目的を持って取り組んでいるか

もし聞かれた場合にしっかりと答えられると、印象が良くなります。

学歴ロンダリングよりも

学歴フィルターも減っている現在、食品メーカーでも学歴フィルターをそこまで重視していません。

逆にどんな道をなぜ、選んで、そこで何を学んだか、成長したかが重要です。

学歴ロンダリングは学歴を上げるための手段ですが、それだけでは前の大学にも、今の大学院にも大変失礼なことをしていると思ってください。

  • なぜ変える必要があったのか
  • そして変えることでどんな成長に繋がっているのか

そういう人としての変化、成長、チャレンジ精神、コミュニケーション能力等を面接などでの話を通して

入社させることで自社にとってメリットがあるかを企業を見ています。

学歴だけで就職できるわけではないのです。

最後に

食品メーカーの就職に関して、学歴ロンダリングは就活を行う環境(推薦、情報など)としてはメリットがあります。

しかし、環境も変化もあり、就活のために学歴を上げるための理由では、あなた自身がつらいと思います。

就活のためであっても、それを前面に出さず、

自身の成長の機会として捉え、

そこで得た学びを就活に活かして欲しいです。