【考察】頑張ることは自分のためにどうするか、最善を尽くすことである

スポンサーリンク

「この一大事に、一丸となって頑張りましょう」

「頑張ってこの危機を乗り越えましょう」

「もっと頑張らなきゃ、出世できないぞ」

「頑張る」という言葉は日常的に使われていますが、

私はこの言葉について、頑張ることは大事だが

「日常的には使うべきではない言葉」だと考えています。

先の見えないこのようなご時世、誰もが何かしら頑張っています。

なのに、さらに「がんばれ」ということは

より辛い思いを招きます。

今回は、この「頑張る」という意味と

なぜ普段使うべきではない、と考えているか、その理由をご説明します。

頑張るの意味

まず、この「頑張る」という言葉を振り返ってみましょう。

頑張るは自分が中心

頑張るの意味を調べると

  1. 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
  2. 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「―・って自説を譲らない」

参照:goo国語辞典

「頑張る」の意味には大きく二つあり、

  • ある目標を達成するために困難にめげず、我慢してでもやり抜くこと
  • 自分の意思を通すこと

自分の意思を通すことは、我を張る、のように自分ごとです。

そして1つ目の意味についは「ある目標を達成したい」という意思に基づくものであり、

これは自分や自分が所属する集団としての考えになります。

辛いことに耐え忍ぶことではない

ここで間違えてはいけないことは、

頑張るということは決して、「辛いことに無理してでも耐え忍ぶこと」ではありません。

もちろん困難に立ち向かうために、辛いことでもやる必要が出てくることはあります。

しかし、

それは「ある目標を達成する」ために、必要なことだからです。

あくまでも目標達成が目的のため、やらなくてもいいことであれば、

無理して辛いことに耐え忍ぶ必要はありません。

「頑張る」は「最善を尽くすこと」

つまり、「頑張る」という行為は次の要素を含んでいます。

  • 自分ごと
  • 目的を達成するための必要なこと

この2つの要素は意味の2つ目の我を通す方でも共通です。

ある目的達成に自分の意見を押し通す必要があるから、我を張るのです。

頑張るは英語で「Do your best」という訳になります

つまり、ある目的達成のために最善を尽くすこと

それが「頑張る」という意味であり、

必要なら辛いことに我慢することもあるかもしれませんが、

別の方法を取ることができれば、その方が最善の作になる場合も多いです。

頑張るは他人が押し付けるものではない

このように頑張るは「自分ごと」「(目的達成のために)最善を尽くすこと」です。

しかし、「頑張る」ということは相手に対していうことが多いのです。

この原因には3つあります。

  • 目標の共有ができていない
  • 他者との比較
  • 自分の我を相手にも押し付け

目標の共有ができていない

もちろん、複数人で「頑張る」機会はよくあります。

が、

目的達成のために最善を尽くす、という意味から、

目的や目標が共有できていない状態での「頑張る」は意味が大きく異なります。

それは「他人ごと」対して、強要されている状態だからです。

  • そのような状態では押し付けがましい
  • なんでそれをやらなきゃいけないのか
  • こっちはすでに頑張っているのに、なぜお前のことも頑張らなきゃいけないのか

という反抗心を持つ傾向が強くなります。

他者との比較

相手に対する頑張れの原因に、他者との比較もあります。

これは学校を思い出すとわかりやすいと思います。

「〇〇さんができたんだから、あなたも頑張りなさい」

というようなシチュエーションです。

このようなことをいう側に、何かしらの基準があり、

最低限、そこまでやってみましょう、という意味合いです。

しかし、

  • 目標や目的の共有ができていない
  • なぜ、自分はそれができないといけないのか
  • どうしてやらなくちゃいけないのか

本来は、これらをコミュニケーションにより、しっかりと理解と共有が必要です。

しかし、コミュニケーション不足の結果、一方的な押し付けになってしまいます。

結果、反抗心を強めてしまいます。

自分の我を相手に押し付ける

今までのことは自分の我を相手に押し付けた行為です。

「頑張る」は自分ごととして最善をつくす、ことです。

そうすると実は「頑張る」を相手に強要する側は、

自分の目的のために、我を通して、相手を動かそうとしています。

つまり、実は頑張ってやっている状態なのです。

でも自分が頑張ることと、相手を自分の思い通りに頑張ってもらうことは

全く違います。

というか相手が自分の思い通りに動いてくれるわけありません。

このように自分の「頑張り」が単に相手に自分のわがままを押し付けるような状態に

なっていることがよくあります。

結局この押し付けが、反抗心を成熟させる原因です。

「頑張る」のまとめ

最後に今までのことをまとめます。

頑張るとは

  • 自分のこと
  • ある目的を達成するために最善を尽くすこと

集団で頑張るときには

  • 目的を共有し、同じ方向をみること
  • その目的達成のために、取るべき手段を共有すること

相手に「頑張れ」は

  • 自分のわがままを相手に強要すること
  • 相手に反抗心を生む原因になること

以上のことから、

「頑張る」は自分のこれからのために、使う言葉としては良い反面、

相手に使うときには、ちゃんと視線を合わせないと逆効果である

そう思います。

最後に

そして、最後にすでに頑張っている人は、

今の段階で、自分が考える最善策を実行している状態です。

そんな人にさらに「頑張れ」は、

頑張っている人の自尊心を傷つけることにもつながるため、

「頑張る」以外の言い方を考えた方が良いと思います。