【解説】発症後致死率ほぼ100% 狂犬病の恐ろしさとその対処法

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国内14年ぶり狂犬病発症 来日者、フィリピンで感染か 愛知・豊橋

国内で14年ぶりに狂犬病の発症患者が現れました。

狂犬病は国内ではほぼないため、

犬などペットを飼っている人以外知らないかもしれません。

今回は、この狂犬病の恐ろしさと

ペットを飼ったり、海外旅行に行った時のもしものために

しっかり狂犬病のことを知って欲しいです。

狂犬病と日本

狂犬病とは

狂犬病はラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルスを病原体とするウイルス性の人獣共通感染症です。

人獣共通感染症ということで、ペット、家畜、そして我々、人にも感染するリスクがある病気です。

狂犬病は、その名前の通り、狂ったようになります。

ウイルスが脳に達すると、様々な感覚が過敏になり、興奮状態、精神の錯乱などを引き起こすためです。

また、水を恐れることから恐水病、とも言われます。

なお、人から人への感染はありません。

なお、感染から発症するまで数週間〜2年。

一番多いのは数ヶ月です。

これは感染したところから、ウイルスが脳に達するまでに時間を要するからです。

もし恐ろしい映像が大丈夫であれば、youtubeで狂犬病を検索してください。

実際の感染者の事例の映像を見ることができます。

発症後致死率はほぼ100%

狂犬病の恐ろしいところは、発症患者の致死率はほぼ100%、ということです。

発症する前であれば、ワクチンがあり、治療することが可能ですが、

発症すると、もうどうしようもないのです。

さらに、先ほど書いたように、発症すると狂ったように興奮状態、精神錯乱状態になるため、

病院のベットに腕と足をくくり付け、動けなくすることが多いです。

この致死率の高さから、エイズと同様に『最も致死率が高い病気』としてギネスに記録されています。

致死率”ほぼ”100%というのは実際にはものすごく低い症例ですが、生存者がいます。

ただし、それは両手で数えるほどであり、

また発症前にワクチンを摂取している場合がほとんどです。

狂犬病の発生状況

参照:厚生労働省狂犬病

この図が狂犬病の発生状況です。

世界中で狂犬病は発生しています。

※日本、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、スウェーデン、ノルウェーを除く

そして、世界中で毎年5万人もの人がこの狂犬病で亡くなっている現代でも続く感染症です。

特にアジア、アフリカでの発生が多く、

私たちが比較的旅行しやすい、中国や東南アジアにいくなら、絶対に注意が必要になります。

日本は洗浄されている

日本を始め、一部地域では狂犬病のない洗浄地域になっています。

特に離島の場合は、海外からの検疫をしっかりすることができるので、

国内で発生していないのであれば、海外からの入ってくるのを抑えることができます。

日本でも1950年前まで、狂犬病が発生していました。

それが狂犬病予防法が制定され、犬の登録、予防注射、野犬等の抑留が徹底されたことで、

7年で狂犬病を撲滅することに成功しています。

また家畜も、家畜伝染病予防法によって対策が取られています。

このような歴史があるため、

今回の発症事例のように海外で感染し、日本にきて発症する以外、症例はありません。

狂犬病の正しい知識と対処法

現在、日本国内で感染することはほとんどありません。

しかし、今ないからと言って、今後がどうなるか、わからないため、

しっかりした知識が必要です。

ペットを飼っている場合

実は狂犬病の予防接種率は下がっています。

日本が狂犬病を撲滅できた理由は

  • 島国で検疫で海外からの流入を防げる
  • たまたま野生動物が感染していなかった
  • ペットの予防接種ができた

しかし、数十年発生しなかったことによる甘え、そして飼い主の無理解で

現在の予防接種の摂取率は50%です。

予防接種は毎年摂取が義務付けられており、集団摂取で3000円前後、狂犬病予防注射済票交付手数料」が一律で550円でかかります。

個別で摂取する場合はもう少しかかります。

この予防接種は、飼い犬を守るだけでなく、私を守ることにつながります。

飼い主の義務になるので、必ず予防接種を行いましょう。

なお、摂取しないと法律違反になり、罰金刑があるのをお忘れなきよう。

狂犬病が撲滅できた理由のように、野生動物の感染があまり見られませんでした。

しかし、これからも全くいないということではありません。

イヌ科のタヌキやキツネだけでなく、ネコやコウモリ、サルからの感染もあります。

今ないから発生しないから大丈夫だと思うのでなく、

これからも発生させないために一人ひとりが対策する必要があります。

海外に旅行する場合

さて、ここからは海外に旅行の際の対処法です。

野犬や野生動物には注意

第一に犬や野生動物に近づかないようにしましょう。

噛まれて感染する例が多いですが、

怪我などをしている場合には、唾液からの感染も報告されています。

つまり、顔とか舐められるのはめっちゃリスクがあります。

動物好きな場合だと撫でたくなると思いますが、

グッと我慢して遠くから見るだけにしましょう。

もし噛まれたら

もし旅行先で噛まれてしまったら、

1.噛まれた傷口を洗浄、消毒する

発症すると致死率の高い病気ですが、狂犬病のウイルス自体はそこまで強くありません。

そのため、噛まれたら、すぐに石鹸などで洗浄することで体内に入ることを防ぐことができます。

またアルコールなどで消毒することも有効的です。

2.医療機関でワクチンを摂取する

ワクチンを摂取することで発症する前に治療することができます。

噛まれたら、早急に現地や日本の検疫・医療機関に相談し、ワクチンを摂取しましょう。

事前に予防接種もできる

もし、医療機関が整っていない国、動物と触れ合う機会が多い場合には、

渡航前に予防接種を受ける手があります。

この場合、3回摂取、1ヶ月ほど期間がかかるため、

渡航するよりだいぶ前から、医療機関に相談し、摂取しましょう。

最後に

狂犬病は日本ではもう馴染みのない病気になっています。

だからこそ、ペットの予防接種率が下がっています。

今回のニュースで、この狂犬病の恐ろしさに気づき、

  • ペットを飼っているのなら、必ず予防接種を行うこと
  • 海外に行く時には注意すること

を徹底してください。